土地選びの失敗と反省点。長く住むなら考えておきたい。

その他

我が家は建売の戸建て住宅を購入し、住んでおります。なぜ建売の戸建てを購入したかについては、またおいおい話すとして。家自体は、建売しかもパワービルダーなので、ご想像のとおり満足度の高いものではなりません。それは、購入時点からある程度覚悟していたので許容範囲でした。

盲点だったのは、「土地」「立地」です。

ボクが「土地選びで失敗したと感じるところ」と「それを回避するにはどういうことを考えておくべきだったのか」をお話ししようと思います。

土地選び(立地)のポイントは、
「良い点どこか」ではなく「悪い点はないか」という視点で見るのが良いです。
考え方としては、時間(朝、昼、夜)、季節(夏場、冬場)、天気(晴れ、雨、風、雪)、家族構成(子供や高齢者の有無)、趣味(車やバイク、DIY、バーベキューなど)など、1日・1年・老いるまでを想像することです。
これを怠り、失敗すると、修正するために最悪引っ越す、引っ越さないにしても補修工事が必要になり、無駄な出費となります。せっかく、投資のために貯めた種銭を失います。

我が家の立地説明

我が家(お侍邸)と周辺の様子(方角は上が北、下が南)

我が家(お侍邸)は、上の図のような立地です。
5軒と隣接しております。5軒のうち、今回の話に出てこない予定の2軒の建物の位置関係説明は省略します。
公道に面しており、公道側から駐車場、花壇および通路、そして建屋という配置になっています(購入時)。

なお、上の図の①~③は、以下に説明する失敗3つの番号と対応しています。

土地選びの失敗3つ

失敗① 隣接する建物から大量の雪が落ちてくる

これは最大の失敗です。
冬場、しかも降雪時期のみですが、運が悪ければ人命が失われるため最大の失敗ととらえています。雪を落とすB邸は非常に大きく、我が家の10m弱の長さの通路よりも幅が大きく、雪が落ちてくる範囲は通路だけにとどまらず駐車場にまで及びます。
雪が落ちるときは、車同士の衝突事故が起こったのかと思うような激突音と振動が発生します。「ドォォーーーンッ!!」

通路なかほどにいるときに、雪が落ち始めたらまず逃げることはできません。雪の落ちてくる範囲が広いことと、冬場はB邸の陰になるため降雪後は凍結していたり、積雪に足を取られるためです。

我が家の家族であれば、注意して何とか避けることはできるかもしれません。かなりのストレスですが。しかし、郵便屋さんや来客者は落雪があることをわからない場合があります。訪ねてきた人が、隣の家の落雪で、うちの敷地で亡くなるのは気分が悪いです。

失敗② ストレート公道に面している

面している公道は見通しがよく、信号のない真っすぐな道路であります。ここを通る多くの車は明らかな速度超過になっています。幼い子供が飛び出したり、速度超過の車が操作ミスで我が家の駐車場に突っ込んでくることが懸念されます。

なかには、スマホ運転しているやからもいます。スマホに夢中になり、前方不注意や操作を誤ることが懸念される。このようなスマホ運転が多いのは、近くにポケモンGOのステーション?があるためである。これに関しては、車だけでなく原付や自転車でもスマホを見ながら我が家の前の公道を通り過ぎて、公園で用を済ませている。

M子さん
M子さん

スマホがらみの事故多いよね。歩きスマホでぶつかってくる輩もいるよね。わたしはネズミだから、当たらないけど。

なぜ、ポケモンGOをやっているとわかるのか?それは、直接尋ねてみたからである。
休日になると、「祭りでも始まるのか?」と思うほどに人が集まる。人が多く集まっているのに、人と人の言語を介する直接的なやり取りはされていない。実に異様な光景です。異様すぎて、つい尋ねてしまいました。
その後も、公園を通るたびに停車中の車の中の人のスマホが見えると、ポケモンGOばかりでした。

失敗③ 歩道が遠い

根本原因は、失敗②と同じです。速度超過の車が多いため、上図を公道に沿って上下に移動するのは非常に危険です。公道と歩道のあいだにはガードレールがありますが、住宅沿いはガードレールがないため運が悪ければ速度超過の車に轢かれることになります。歩道を歩きたいのですが、ガードレールは長く、途切れている部分が我が家からは遠いところにあります。そのため、歩道が遠いです。

子どもが公園に遊びに行く際は、非常に心配です。
直接的な原因ではないが、A邸の建物回りはゴミが多く散乱しており、プチゴミ屋敷と化している。そんな家のためか、A邸の公道に面した場所に駐車してある車は若干公道に飛び出している。これにより、我が家から公道を横切る際に安全を確認しようと公道を覗き見ることが困難になっている。

M子
M子

きっと頭の中も散らかってるんだろな

失敗しないために事前に考えておくべきだったこと

失敗①に対して

結論をいうと、敷地の境界線から雪が落ちてくる可能性がある範囲に人が立ち入らないか。
我が家の駐車場と建屋をつなぐ通路は外に出ると必ず使います。通路幅がもう少し広いか、A邸よりであればよかったということです。

まず、なぜこの失敗が発生したのかというところから考えます。
ボクが住宅購入の契約をした時点では、B邸とC邸のある場所は畑でした。そのため、直接的にB邸から雪が落ちてくるということは予期することが不可能でした。また、のちのち住宅が建築されるとしても、B邸のように大きくなければ、人命を失うような落雪はないと思われます。なぜならば、我が家や、B邸以外の周辺住宅でも同様に屋根への積雪があるにもかかわらず、B邸のような落雪は起こしません。住宅が大きいため、屋根面積が大きく、積雪量が多くなり、落雪量が大きくなり破壊力が極めて高くなる。という理論です。我が家やB邸以外の周辺住宅はB邸よりも1回りも2回りも小さいため、落雪してもそれほど破壊力ありません。我が家に隣接しており、落雪の可能性がある隣人に尋ねても「落雪被害なし」で皆一致しています。

隣接する敷地が何に使われるかをコントロールすることは困難です。落雪しない構造の建物が建っていたとしても、建て替えられる可能性もあることから、必ずしも盤石ではありません。

こうなると、自分でコントロールできる範囲で最大限考えなければなりません。
そうすると、万が一落雪したとしても、落雪するであろう領域に人が立ち入らない(立ち入る必要がない)ことが求められます。地方であれば、住宅が密集していることは稀であるため、考える必要はないと思いますが、都市部では重要です!降雪や降雨など災害が増えているため、隣の家との距離は重要です!

余談ですが、隣の家の落雪で負傷や死亡といった事故が起こった場合、隣の家に対して賠償請求できるかという内容で知り合いの弁護士に相談してみました。

「屋根に雪止め(落雪を防ぐもの)が取り付けられていれば、一定以上の努力をしているため、責任を問うことは難しいだろう」
とのことでした。

後から建った家なのに、危険な落雪させ得るのに、雪止めあるから罪を問えないというのは納得いかないな!!

失敗②に対して

多くの土地はストレートの公道に面しているはずです。懸念点は、子供が誤って飛び出したときに速度超過した車にぶつからないか、速度超過した車が我が家の駐車場につっこんでこないかということです。この2つの懸念を切り分けて考えてみます。

まず、「子供が誤って飛び出したときに速度超過した車にぶつからないか」
これは、A邸が散らかっていたり、車が公道に飛び出して駐車されている等の理由で、目視確認しにくいことが原因として大きいと捉えています。これを回避できるとしたら、我が家の駐車場が広ければよかったと考えられます。

我が家の駐車場から公道を横切るために、左右の安全確認をしようとしたとします。安全確認する位置が、赤点と緑点の2か所のいずれかである場合。車Dを早く認識できるのは緑点です。
速度超過車であるため、緑点の位置で車Dを視認できたとしてもぶつかってこられると避けるにはもう間にあわない距離です。
我が家の駐車場幅がもっと広ければ、A邸のはみだし駐車があったとしても、車を遠くの距離から視認することができるというわけです。

もう一つの懸念「速度超過した車が我が家の駐車場につっこんでこないかということ」
これについては、人命が失われるわけではないため、痛手として挙げられるのは、マイカーが傷つくということです。ボクは脚に障害があるため、車が走れなくなるのは困ってしまいます。しかし、誰かが死ぬよりはマシなので、花壇寄りに駐車することで被害軽減できるようにしています。

失敗③に対して

住宅側に歩道があったり、ガードレールがあることを確認すべきでした。

現状、我が家を含め公道沿いは駐車場であることや公道の幅がそれほど広くないため、住宅側にガードレールを設置することは不可能です。できることといえば、公道と歩道のあいだのガードレールの一部を開放してもらうことです。これにより、短い距離で歩道にアクセスできるようになります。

我が家を含め、ここ数年でこの一帯は住宅が建設されたため、ガードレールの設置状態の見直しがされていません。

自治体へ相談してみたいと思います。
結果などは、追って記事にします。

さいごに

数年前に住み始めてから、2020年5月現在までで土地選び(立地)で失敗したと思っているところをご紹介しました。
土地を選ぶ際は、時間(朝、昼、夜)、季節(夏場、冬場)、天気(晴れ、雨、風、雪)、家族構成(子供や高齢者の有無)、趣味(車やバイク、DIY、バーベキューなど)など、1日・1年・老いるまでを想像して、「良い点はどこか」ではなく「悪い点はないか」という視点で選ぶと、失敗が少なくなると思います。

失敗①に対して、花壇と通路の補修を行ったため、上の図と現在では配置が異なっています。費用はできるだけ抑えましたが、計画外の痛い出費でした。
気が向いたら別の記事でご紹介します。

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