上場予定日は2020年9月25日。
同時上場は、I-ne(4933)
STIフードホールディングス(2932) の基本およびIPO情報
株式会社 | |
銘柄略称 | STIフードHD |
設立年月日 | 2017 年 11 月 27 日 |
所在地 | 東京都港区南青山一丁目 15 番 14 号 |
事業内容 | 水産原料素材の調達から製造・販売までを一貫して行う食品製造販売事業 |
コード | 2932 |
IPO調達資金の使途 | 以下のとおり充当予定 ①新工場増設資金 連結子会社における生産キャパシティ増加のための新工場の増設資金。投資先は未定。 ②連結子会社における生産設備増強資金 ・(株)新東京エナック ・(株)新東京デリカ ・(株)ヤマトミ ③システム投資等 当社における販路拡大のためのシステム投資等 |
主幹事証券会社 | 野村證券㈱ |
主幹事以外の引受人 | いちよし証券㈱、エース証券㈱ |
想定価格 | 1,790円 |
仮条件決定 | 1,790円~1,900円 |
公開価格決定 | 1,900円 |
株主の状況( 上場前 )
氏名または名称 | 所有株式数(株) | 株式の総数に対する所有株式数の割合(%) | ロックアップ |
---|---|---|---|
株式会社十見 | 1,980,000 | 36.00 | 90日 |
株式会社極洋 | 1,500,000 | 27.27 | 90日 |
十見 裕 | 1,020,000 (100,00) | 18.55 (1.82) | 90日 |
株式会社セブン‐イレブン・ジャパン | 500,000 | 9.09 | 90日 |
川島 渉 | 250,000 (250,000) | 4.55 (4.55) | – |
株式会社キャメル珈琲 | 100,000 | 1.82 | 90日 |
柳澤 重英 | 30,000 (30,000) | 0.55 (0.55) | – |
山﨑 敬介 | 15,000 (15,000) | 0.27 (0.27) | – |
野田 和哉 | 7,500 (7,500) | 0.14 (0.14) | – |
小川 隆 | 5,000 (5,000) | 0.09 (0.09) | – |
()内は、新株予約権による潜在株式数及びその割合であり、内数。
ロックアップ90日目は2020年12月23日。
STIフードホールディングス(2932) の業績推移

ブックビルディング(BB)参加方針
証券会社名 | BB期間 | 購入申込期間 | 方針 |
---|---|---|---|
野村證券 | 9/7(月)6:00 ~ 9/10(木)23:59 | 9/15(火)6:00 ~ 9/17(木)15:00 | 参加 |
いちよし証券 | 9/7(月) ~ 9/11(金) | 9/15(火) ~ 9/18(金) | 不参加 |
エース証券 | 9/7(月) ~ 9/11(金)10:00 | 9/15(火) ~ 9/18(金) | 不参加 |
【2020/9/15記】
ブックビルディング終了後の記載であるが、参加方針は以下のとおりである。
一言でいうと、あまり初値高騰期待できない、しかし地合いが良いので公募割れはないのではないか?ということで主幹事の野村のみ参加。
■事業内容的に、将来的な伸びに期待できない?
主にコンビニにおにぎりや弁当などの総菜を納品している。
食品は食べる口の数が増えれば、需要は増加する。しかし、日本は人口減に向かっている。
納品先がコンビニというところもマイナスではないだろうか。ここ最近、大手コンビニはどこも業績がイマイチのようだ。売上に占める各項目を精査する必要があるが、食品は今後も伸びるというのは考えにくい。
COVID-19の影響で外出自粛により、自宅で食事する機会が増え、自炊が苦手な人はコンビニを頼りにしているかもしれない。これにより需要が増加したかもしれない。しかし、コンビニはビジネス街にも多く、会社に出社していないということはその辺にある店舗での需要は低くなっているため、総じてイーブンもしくはマイナスだろうと予想できる。
■業績推移 頭打ちか?
上に書いたことなどCOVID-19の影響で業績が振るわないのか、そもそもコンビニの数も飽和しており納品先が増えないのか。需要は頭打ちで、今後は良くて横ばいなのではないかと予想する。
■無くなる可能性は低そう
マイナス面ばっかりなので、プラス面も書いておきます。
手軽に食べられる食事を作っているということで、無くなることはないだろう。現にボクの田舎ではコンビニの利用者の多くはお年寄りである。体が不自由で調理することができない、面倒くさいといった理由で、コンビニをよく利用している。この理由からいうと、高齢者に限らず幅広い年代が対象になる。コンビニという小売でなくとも、需要があるため無くなることはないだろう。優位な同業他社が出てくれば、別であるが。
会社の沿革がなんだか複雑。子会社5つも必要なのかな?もう少ししっかり調べないとこれらの疑問を解決できないです。IPOラッシュなんで、また時間のありときにゆっくりと。
STIフードホールディングス(2932) のIPO 参加結果
証券会社名(管理人のBB方針) | BB | 購入申込 | 結果 |
---|---|---|---|
野村證券(参加) | 100株 | – | 落選 |
いちよし証券(不参加) | – | – | – |
エース証券(不参加) | – | – | – |
参加メモ
【2020/9/15記】
意外や意外。地味銘柄(事業内容や上場市場から判断)の場合、だいたい野村や大和といった老舗で当選した過去の実績から、うっかり「野村で当選」となる予定だった。
しかし、落選!
意外に人気があるのか?地合いのせいか?
上場
【2020/9/29記】
予定通り9/25東証二部に上場。初値は2,080円(公開価格比1.1倍、+180円)
初値はこんなもんですよね。
意外なのは、この記事を書いている9/29 13:24時点までで、2,629円という高値を記録してしまっています。なんで??
妄想してみます。
STI~といえば、セブンイレブンに総菜を中心に卸しています。同じくセブン&アイに卸しているサプライヤーとしてピックルス(2925)があります。ピックルスは9/25に2021年2月期連結本決算経常見通上方修正、21.6%増益予想を発表しています。このセブンに卸している仲間として、STI~も上がっているのか?それとも単純にただのIPO相場なだけ?
ピックルスが業績好調なのは、COVID-19の影響で菌活(乳酸菌を増やして免疫力を高める)が目的にあるからではないかと見ています。そうすると、STI~は業績で上がっているというわけではないというのは確実に言えるのではないでしょうか。
東証二部銘柄はここぞというときに、爆発することがあるため、決算前に注視するようにしていこうと思います。
※ご注意※
・本記事は、新規株式発行並びに株式売出届出目論見書(訂正事項分含む)記載の内容と、それらに対する管理人なりの解釈を踏まえて作成しております。
・投資は自己責任で。
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