2020年3月19日、(株)ゼネテックが東証JASDAQスタンダードに上場です。
※本記事は、新規株式発行並びに株式売出届出目論見書(訂正事項分含む)記載の内容と、それらに対する管理人なりの解釈を踏まえて作成しております。
ゼネテック(4492) の基本およびIPO情報
銘柄略称 | J-ゼネテック |
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設立年月日 | 1985 年 7 月 1 日 |
所在地 | 東京都新宿区新宿二丁目 19 番 1 号 |
事業内容 | 組込みソフトウェア及びハードウェアのシステム受託開発、製造業を中心とするエンジニアリングソリューションの提供 |
コード | 4492 |
IPO調達資金の使途 | 以下の通り、充当 ①当社グループが培ってきたシステム開発力、販売力を活かし、製造業の変革、デジタルトランスフォーメーションの推進に向けた新製品・サービスソリューションを開発するための開発費用や展示会出展費用等の広告宣伝費 ②既存事業であるシステム受託開発事業において、エンジニアの採用費および教育訓練費 ③エンジニアリングソリューション事業において、販売代理店のトレーニング強化に要する費用および取り扱い商品に係るマーケティング強化のための費用 |
主幹事証券会社 | みずほ証券㈱ |
主幹事以外の引受人 | 岡三証券㈱、いちよし証券㈱、㈱SBI証券、 マネックス証券㈱ |
仮条件価格 | 1,600~1,700円 |
公開価格 | 1,700円 |
株主の状況( 上場前 )
氏名または名称 | 所有株式数(株) | 株式の総数に 対する所有株式 数の割合(%) | ロックアップ |
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上野 憲二 | 673,000 | 41.85 | 90日 |
上野 大輔 | 348,000 | 21.64 | 90日 |
山田 陽國 | 162,000 | 10.07 | 90日 |
ゼネテック従業員持株会 | 122,000 | 7.59 | |
井上 由佳 | 87,000 | 5.41 | 90日 |
八戸 雅利 | 55,000 | 3.42 | 90日 |
夏野 剛 | 40,000 | 2.49 | 90日 |
金井 登志雄 | 30,000 | 1.87 | 90日 |
遠藤 直哉 | 20,000 | 1.24 | 90日 |
濱登 弘一 | 2,000 | 0.12 | 90日 |
ロックアップ90日目は、2020年6月16日
ゼネテック(4492)の業績推移

ブックビルディング参加方針
【2020/3/3記】上場予定の3月19日は3社同時上場(関通、日本インシュレーション)です。3社とも仮条件価格が低めであるため、買いやすさから同時上場ながらそれなりに資金が流れて高値高騰するのではないかと(またまた関通で書いたことを流用)
方針 | 証券会社名 | ブックビルディング期間 | 購入申込期間 |
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参加 | みずほ証券 | 3/3(火)6:00 ~ 3/9(月)10:00 | 3/11(水)6:00 ~ 3/13(金)15:30 |
不参加 | 岡三証券 | 3/3(火) ~ 3/9(月)10:00 | 3/11(水) ~ 3/16(月) |
不参加 | いちよし証券 | 3/3(火) ~ 3/9(月) | 3/11(水) ~ 3/16(月) |
参加 | SBI証券 | 3/3(火)0:00 ~ 3/9(月)11:00 | 3/11(水)0:00 ~ 3/13(金)12:00 |
参加 | マネックス証券 | 3/3(火)0:00 ~ 3/9(月)11:00 | 3/11(水)0:00 ~ 3/16(月)11:00 |
ゼネテック(4492) のIPO 参加結果
方針 | 証券会社名 | ブックビルディング | 購入申込 | 結果 |
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参加 | みずほ証券 | 100株 | ー | 落選 |
不参加 | 岡三証券 | ー | ー | ー |
不参加 | いちよし証券 | ー | ー | ー |
参加 | SBI証券 | 200株(IPOポイント使用せず) | ー | 落選 |
参加 | マネックス証券 | 100株 | ー | 落選 |
参加メモ
全滅。みずほは主幹事で割当数多く、3社同時上場日で資金が分散していても当たらない。今までにみずほでもらったのは、不人気銘柄だけ。だから、今回の全滅は仕方ないかなと思っています。
上場
公開価格 | 1,700円 |
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初値 | 1,620円 |
【2020/3/21記】
2020年3月19日、予定通り東証ジャスダックに上場。初値は1,620円(公開価格に対して、-80円、-4.7%)。終値は1,498円(PER15.1倍、PBR2.77倍)
事業は主に組み込みソフトウエア及びハードウエアのシステム受託開発ということで、需要は高いとみている。COVID-19の感染拡大によるテレワークや在宅、政府が進める働き方改革の影響ですでに気付いている企業も多いと思うが、景気後退しても企業のシステム受託開発は減らないと思われる。日本国内で闘うだけであれば、システム開発費圧縮でよいが、闘うべき相手は世界である。世界を見渡すと、日本よりもCOVID-19による被害が大きい国はいくつもあると思われる。しかし、そもそも合理的な仕事の進め方を不得手とする日本人は、この時点で世界に負けている。
この機会に抜本的な働き方改革で、世界と対等に闘っていける企業体質を構築していってほしい。
期待であるが、上記を見込むため、下がったらお買い得なところで拾いたいものである。
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